明大スポーツ新聞部

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【スケート部(フィギュア部門)】中野4位でFSへ アイスダンス組も健闘/東日本選手権

◆10・27~29 第43回東日本選手権(小瀬スポーツ公園アイスアリーナ)

▼シニア男子SP

4位 中野  60.93点

5位 鎌田英 60.82点

7位 梶田  56.83点

12位 佐上  51.83点  

15位 鎌田詩 44.89点

▼ジュニアアイスダンスFD  

1位 嶋崎・矢島組 100.30点

アイスダンスFD  

2位 森望・折原組 112.14点

 

 ハイレベルな演技が続いた東日本選手権2日目。男子ショートプログラム(SP)では中野耀司(営2=横浜創英)が4位、鎌田英嗣(営3=獨協)が5位と順調なスタートを切った。アイスダンスフリーダンス(FD)では森望(営4=岩倉)・折原組が奮闘するも逆転とはならず、2位で東日本選手権の幕を下ろした。

 

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堂々とした演技でSP4位に着いた中野

 圧巻のスケーティングだった。1カ月前の東京選手権から10点以上も点数を伸ばし、確実に進化を遂げた演技で60.93をマーク。全日本選手権への出場が懸かっているため、緊張を感じざるを得ない状況だったが「練習以上のものが出せた」(中野)。今大会に向けてミスを少なくする練習を重ねてきた中野。29日のフリースケーティング(FS)へ向けて良い形での滑り出しとなった。

 息の合った演技で観客を魅了した。アイスダンスで森望・折原組が2位に着くも「ツイヅルでミスをしてしまったので悔しい」(森望)。ライバルと競ったことで、細かいところでのミスが多いという自分たちの課題に気付くことができた。これから一つ一つ改善していき、次の大会へとつなげていく。ジュニアアイスダンスでは嶋崎大暉(商2=明大中野)・矢島組が1位に輝いたが、内容に満足はしていない。「目標は合計で120点」(矢島)と全日本ジュニアに向けて気合いは十分だ。

 

 最終日、残すは男子、女子のFSだ。男女ともにSPでは表彰台圏内の位置に着いている。大きな目標である全日本選手権出場への切符をつかむべく、全身全霊を懸けてFSに臨む。

 

上代梨加]

 

 

SP4位と好発進の中野

「今日の演技はとてもやり切った感じがあって、最近のSPの中では一番良かったです。練習からジャンプの調子が良かったのですが、曲の中に入らないというのが多くて、全日本が懸かっている試合という緊張感のある中で集中力が高まり、練習以上のものが出せました。武者震いみたいな感じがしていて、できると思っていました。SPは良い位置につけたので、順位は気にせず思い切りFSを滑り切りたいです。練習でも多く曲をかけてミスを少なくする練習をしてきたので、自信はあります。全日本出場に相応しい演技ができるように、頑張ります」

 

多くの課題が見つかる大会となった森望・折原組

「(森望)僕が一番得点源になるツイヅルのところでミスをしてしまったので悔しいです。(折原)悔しい気持ちはすごくあるのですが、昨日よりは思い切ってできたしダンスっぽいところがたくさん見せられたと思うので、次につながる大会だったかなという感じです。とりあえず今日は思いっ切り滑るという感じでした。(森望)踊りの系統としては、いかにも男女が滑るプログラムという感じで華やかに楽しくというのを意識して踊りました。(森望)今大会を通して課題はたくさん見つかりました(笑)(折原)もっとスピードも出したいし、もちろんツイヅルももっと近くしっかりと正確に回れるようにしたいし、スケーティングの時にトーにかからないようにきれいに滑るとか、もっと体を近づけるとか、もともと気を付けるところはいっぱいあるので。(森望)やっぱり今回ライバルがいて、立野在(法大)くんたちがいて、比べて何が足りないのかもよく分かって自分たち自身で足りないところがよく分かったし、気付かされることが多かった大会になりました。(折原)やっぱりカナダとかにいるとすごくダンスっぽいので、みんな。(森望)2人が付き合っていないのにそこに愛が見えるとか何か伝わってくるものがあるんですよね。(折原)足が上がる時にしっかりと一緒に上がるとか、そういう一つ一つのところを合わせていけたらなと思います。(森望)そういうのが全部合ったら同じことをやっていても、見ている側は違うことをやっているように見えるくらいすごく変わるので、100個以上の細かいところを直していきたいですね」

 

悔いの残る1位となった嶋崎・矢島組

「(矢島)点数の目標を立てていたのですが、それに届かなかったというのが一番悔しかったです。目標は合計で120点くらいは本当は欲しいです。(嶋崎)2人の中で満足のいく演技でもなくて、結果それが今回の点数につながってしまって目標に届かなかったというのはすごく大きくて、全日本ジュニアまであと1カ月もないですがそれまでにどうにか先生と一緒にひたすら練習を頑張っていきたいと思います。(矢島)全体的に2人で緊張してしまって、いつも通りの演技というのができなくて半分くらいしか今回出せていないです。(嶋崎)シングルみたいにジャンプがない分スケーティングをもっとやらないといけないのですが、試合の中でナーバスになってしまってそれでスケーティングの部分でやらないといけないことができなかったりしました。すぐナーバスになってしまうというのはずっと前から自分の課題だったのですが、それをまた今回も克服できなかったので本当になんとかしないといけないんですけど。SDもFDも両方そうでした。(矢島)年齢がシニアに近いので、シニアの人たちと対等になるくらいの演技はしないといけないという思いで臨みました。でもシニアを見て全然違うなと思って、すごく良い勉強に今回なったと思うので、それを勉強した分生かして次シニアの感じの演技ができればいいなと思います。(嶋崎)今回の2人の滑りでシニアで戦えるかといったらたぶん絶対に戦えないレベルなので、でもその戦えるレベルになるように先生は教えてくださっているので、それを自分たちが体現できるようにやることをやらないといけないなと思います。気持ちの部分でのマイナスから技術面でのマイナスがきていると思うので、気持ちを克服してそれに伴うように技術を上げていきたいです。技術は普段から2人のすばらしい先生に教わっているので大丈夫ですが、気持ちはもう自分たちでどうにかするしかないので。パートナーは自分を上げてくれたりとか自分の駄目なところを明確に言ってくれているので、それを糧にしないと自分としても情けないなと思います。課題が山積みですね。(矢島)全日本ではとにかく2人というか、先生たち含めて4人全員が今できる一番良い演技ができたねとなるように終わりたいと思います。(嶋崎)全日本に向けては、パートナーと先生たちが僕に言ってくれていることをしっかりと克服して頑張りたいと思います」